神田末広町から徒歩1分。そこにイタリアンのレストラン「ラ・ステラ」という店。
この店は、入ると店員みんな大声で「ボナセーラ!」と言って迎えてくれる。
活気にあふれ、どれをとっても美味しい。
シェフの人間性もいい!
実はこのシェフ。
私の親類がやっているフレンチのレストランに弟子を連れてやってきたシェフ。
元々はフレンチのシェフだった。シェフ曰く石鍋とは同期だって!石鍋シェフと言えば知る人ぞ知るシェフ。
仕事には厳しく、人間はやさしい。
私はこの親類のフレンチレストランで少々バイトをしていた。
その時に厨房や洗い場の手伝いをした時にお世話になった。
空いているときはデザートの作り方を教えてくれた。
親類のフレンチレストランを辞め次もフレンチレストラン。
幾度か偶然に出会い、その都度、その時いる店を教えてもらい行った。
その偶然の出会いの中で「イタリアンに行った」と言った。
何でだろう?と思ったが・・・
私は料理職人ではない!その道のことは全く分からない。
疑いもなく、聞いた店に行った。
そこが神田末広町!
正直こんな所に?って思ったが・・・中は活気があふれ、いかにも「ビストロ」
楽しそう!
シェフと知り合いだった私はいつも注文はなく初めにワイン。
白・赤すべてお任せ!いつでもフルボトル。時にはシェリーやスパーリングなんかも出てくる。
食べ物も「これ食べれるか?」にOK!
で出てきたものを食べていた。
シェフは楽しそうだった。そしてシェフは「イタリアン癖になったよ!」だって。
シェフらしい言葉だった。当時の支配人もよくしてくれた。
そしてしシェフは近くに店を任された。
「フュージョン広井」
何度か行った。シェフの創作料理。おいしかった。シェフ独特の個性あふれる料理。
白いアシェット(お皿)にも小さくピンクで「フュージョン広井」って書いてあった。もちろんサラサラっとアルファベットで・・・
楽しく贅沢なひと時だった。それを料理で満足させてしまう腕も確かだが、人としても魅力的な人だった。いつも予約でいっぱいだった。
「リゾットに夢中」そんな文献が出てきた。
いろいろ調べているうちに・・・名前の前に「故」が・・・?
亡くなっている?さらに調べて行くと・・・若くしてガンに・・・40代?
え~知らなかった。驚き!いろんなことを教わったシェフ。
口ひげに笑顔。いつも偶然に出会っても気さくに話してくれ「店に来な」って言って、美味しいものを食べさせてくれる。
なんだか複雑です・・・
そんな偉大なシェフ。ファンも弟子も多かったはず。
心よりご冥福をお祈りいたします。
贅沢はひと時。至福なひと時をありがとうございました。
またあの雰囲気とシェフの料理食べたかったなぁ~。。。
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